NEW SASHIKO LIGHT

刺し子、これはPCが長年かけて最高峰を求めてブレずにトライし続けているもの。

ここまで実直に刺し子と向き合い、常に現在の最高峰を求め追求しているボス達を、PCの企画、生産チームを尊敬する。

現場にいる僕の立場としてはその素晴らしさを店舗に来て下さる方に伝えたい。これない方にもこの文やWEB、SNSなどで少しでも伝わればと思っています。

興味を持って着て下さる方、興味を持って問い合わせして下さる方、その方達には尚更伝えたい！という気持ちが熱を帯びる。

それはなぜか、最初に出した時のオリジナルのPC SASHIKOから見て、着てきましたがこのNEW SASHIKO LIGHTがここまで進化したからです。

オリジナルの刺し子も好きですし、経年変化した現状も素晴らしいです。今までにこの刺し子のシリーズをより軽く、着心地よくと色んなシリーズを出してきました。軽くすればするほどアウターには向いていなく、シャツやカットソーの顔向き。また軽さの中に麻を入れる事で着心地最高な刺し子も作ってきました。

どのシリーズにも良さがあり、これだからいい！と言い切れる自信もあります。

ただ、今回のNEW SASHIKO LIGHTはオリジナルのPC SASHIKOを着倒した僕から言うと、最初からこの柔らかさ、軽さ、着心地の良さ、着た瞬間から自分に馴染むこの生地の進化に驚愕です。それでいてジャケットやパンツにしっかりと柔らかさの中に見栄えとしてのハリがあり、オリジナルのPC SASHIKOを彷彿させる生地の顔、そして綺麗なブルー。

言いたい事はこの生地の進化だけではありません、刺し子を着たその先の話し。

何度か書いたかもしれませんが、僕はここぞという旅の時には必ずPC SASHIKOとPC KENDOを着ていきます。日本で生まれたこの素晴らしい文化と技術を纏ってパリの街を歩く。そしてこのブルーは日本人がよく似合っちゃう。染めのブルーはたぶん僕達日本人のDNAに刻まれているんだと思います。着たことで生まれるカフェや美術館、街でのコミュニケーションがその旅にとって忘れがたい思い出として強く残っています。せっかく行くと決断した海外への旅、バシッと決めて楽しむのも一興です。

菊地